中川貴雄のカイロプラクティック・ノート1
商品概要
著者からのメッセージ
このたび、拙著『カイロプラクティック・ノート 1』を『中川貴雄の
カイロプラクティック・ノート 1』として、私の名前を冠して新装版を
出版していただけることになりました。これは私自身がカイロプラクテ
ィック・テクニックを考え、この「ノート」にまとめたものであり、他の
誰のノートでもないという理由からです。このタイトルであれば、いろ
いろな事柄について自分なりの考えや意見を述べることができ、ひ
いては、それが手技療法を修得したいと考えている方々にとって何
らかのヒントになるのではないかと考えています。
<中川貴雄「新装版出版にあたって」より>
- 著者
- 中川 貴雄D.C.
- 判型
- B5判/200頁
- 発行者
- 科学新聞社
- 発行年
- 2016年
本書はカイロプラックティックを学び、疑問をもち悩み始めた学生の方々には恰好のテクニック・ノートとなることでしょう。また、すでに開業している方々で、悩み、壁にあたった時など、もう一度基本に戻ることにより解決の糸口を見つけるためのテクニック・ノートにもなることでしょう。
本書ではドクターの姿勢、患者の姿勢、コンタクト・ハンド、間接手、矯正、など基本に徹底して書かれています。また、正しいテクニックを修得するために重要と思われる注意点を、ドクターの立場から、患者の立場から、テクニックの立場から解説しています。
カイロプラクティックのテクニックを紹介した本は数々あります。カイロプラクティックのテクニックは、教科書に書かれているテクニックをそのまま用いても決して思うように使うことはできません。それは、テクニックが、それを行うドクター、また治療を施される個々の患者に合わせて変化していかねばならないからです。その変化したテクニックこそが、自分のテクニックといえます。そのために、まず基本を忠実に習得する必要がある。
この本を使い練習し、基本となるテクニックをしっかり覚えて、自分のテクニックにしてください。知識としてのテクニックではなく、実践できるカイロプラクティック・テクニックをマスターしてください。
<目次>
- 1.モーション・パルペーションによって検査できること
-
- (1)テックニッックの数
- (2)基礎テクニック
- (3)脊柱解剖学の重要性
- (4)テーブルの選定
- 2.ドクターのポジション(位置・姿勢)
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- (1)腰
- (2)体幹
- (3)足先
- (4)視線
- (5)肩
- (6)脇
- (7)肘
- (8)ドクターのバランス
- (9)患者との距離
- 3.患者の位置・姿勢
-
- (1)患者の位置・姿勢の重要性
- (2)患者の体重
- (3)患者の身長
- (4)脊柱の個人差
- (5)患者の柔軟性
- (6)患者の症状
- 4.コンタクト
-
- (1)正しいコンタクト
- (2)セグメンタル・コンタクト・ポイント(Segmental Contact Point)
- (3)コンタクト・ハンド(Contact Hand)
- (4)コンタクトの方向
- (5)皮膚の弛み、筋肉の弛み、関節の弛み
- (6)太った患者へのコンタクト
- 5.間接手(IH)
-
- (1)間接手の役割
- (2)頸椎仰臥位テクニックと間接手
- (3)頸椎坐位テクニックと間接手
- (4)胸椎坐位テクニックと間接手の働き
- (5)胸椎腹臥位テクニック
- (6)骨盤・腰椎側臥位テクニック
- 6.矯正(アジャストメント)
-
- (2)矯正の方向
- (3)矯正のスピード
- (4)矯正の力の量と深さ
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- 7月5日から、榊原直樹による「スポーツカイロプラクティック セミナー2020(AKT-R編)」が再開されます。
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