全員女性のスピーカー ソウルナイト開催
「ラブ・カイロ」のメッセージ満載
カイロジャーナル89号 (2017.6.19発行)より
3月25日(土)、カイロプラクティックを愛する人なら誰でも歓迎、恒例のソウルナイトが開催された。今回のスピーカーは全員女性、テーマは「インテリジェンス」。こうなると「特別な内容?」と思った人もいたかもしれないが、蓋を開けてみれば、やはりそれぞれの視点からの「ラブ・カイロプラクティック」のメッセージであった。
司会はお馴染みの碓田拓磨氏。オープニングのトークは岡井健氏。いつも通りのハイテンションで場を盛り上げてくれる。そして、最初の登壇は、山地梨映子さん。女性の健康や「妊活」について、軽快なトークを披露してくれた。女性の健康のためにカイロプラクティックができること、カイロプラクターが担える社会的役割などを明確に示し、カイロプラクティックの可能性が改めて学べる機会となった。
次は、森本智美さん。以前ソウルナイトに登壇した森本晃司氏の奥様で、美容師。ミッション・トリップにも同行したことがあり、カイロプラクティックに対する理解も深い。一般人から見たカイロプラクティックへの願いや期待を語ってくれた。テクニック、学位、所属団体の違いはサービスを受ける側にとっては大きな意味がなく、カイロプラクティックの本質を知りたいし、体験したいこと、身体を治すというダイレクトな目的に沿っていることが大事であることを改めて確認させてくれた。
3番目は坂本尚美さん。北海道北見市で女性専用の「さかなカイロプラクティック」を運営している。来院された方が水を得た魚のように生き生きとした日々を過ごせるようにとの願いと、さかもと・なおみの名前から取った屋号だ。カイロプラクティック技術の研鑽や地元で女性対象の院を経営する中でのエピソードなどを語ってくれた。
最後は本紙編集長の櫻井京氏。カイロプラクティックの法的位置づけについて、歴史の流れに沿って語った。戦後の混乱期に制定された法律が現在でも有効だが、実効性に疑問があることなどを指摘した。
クロージングはお馴染みの本紙発行人、斎藤信次氏。やはりこの人独特の安定感、安心感というものがあるようで、会場にカイロプラクティックを通した一体感が広がった。そしてその雰囲気のまま、芝公園での打ち上げへ!
3月末は気温差が激しかったが、この日はかなり寒く、もちろん桜は全く咲いていなかった。しかし盛り上がる条件は、仲間と飲んで語れること。寒さの中でしばらく騒いだ後は、二次会へと場所を移し、さらに親睦を深めたのだった。
スピーカー プロフィール
- 坂本 尚美(さかもと なおみ)
- さかなカイロプラクティック 院長
- 「さかなカイロプラクティック」は、私 さかもと なおみの頭文字に由来します。そして、来院された方が水を得た魚のように生き生きとした日々をお過ごしいただきますようにという思いを込めて、さかなカイロプラクティック と名付けました!
- 北海道 石狩市出身
- 高校卒業後 札幌の西武百貨店に就職 その後小売業に従事
- 平成17年 JCDC札幌校卒業
- 平成18年 アロマテラピーと東洋系の整体院で研修と実務後「しばらく旅に行ってくる」と言って 利尻島のホテルで半年働く。
- 平成19年 中標津町 健幸房勤務 竹崎弘重氏に師事
- 平成20年 塩川スクール ガンステッド学部 修了
- 平成21年 塩川スクール 上部頸椎バイオメカニック学部 修了
- 平成24年 北見市で「さかなカイロプラクティック」 開院
- 山地 梨映子D.C., CACCP(Rico Yamaji)
- 2001年 同志社大学卒業
- 2002年 カリフォルニア州立大学ノースリッジ校 心理学専攻
- 2007年 クリーブランドカイロプラクティックカレッジ・ロサンゼルス校 卒業 米国国家試験:ドクターオブカイロプラクティック(DC)取得
2008年 カリフォルニア州 カイロプラクティック開業免許取得 - 20009年 ロサンゼルスで臨床経験後に帰国し、大阪でリコ・カイロプラクティックオフィス開業
- 2010年 東京・中目黒で開業。レディースクリニックと提携し、小児・妊婦のためのカイロプラクターとして活動
- 2013年 CACCP(小児・妊産婦カイロプラクティック認定資格)取得
- 2016年 大阪・堺筋本町でリコ・カイロオフィス開業
- 森本 智美 (もりもと・ともみ)
- 島根県雲南市出身、府中市在住
- 現在、調布市で美容師として勤務
- 2011~2016、カイロプラクターとともにカンボジアミッショントリップに参加し、現地での活動をサポート
- コメント
- カイロプラクター(森本 晃司)のパートナーとして10数年が経ちました。私が出会ってきたカイロプラクターの先生方からの学びをお話しすることで、カイロプラクターの先生方の何かのきっかけになれればいいなと思います。
- ラックスアンリミテッド カイロプラクティックセンター
- 櫻井 京D.C.(さくらい・みやこ)
- カイロジャーナル編集長
- 大学卒業後、製薬会社、自然保護団体に勤務。体調不良で近所のカイロプラクティック院に行き、カイロの効果を実感。同時にそのカイロ院の待合で、カイロジャーナルを知る。
- カイロジャーナルで仕事をもらいながらカイロの勉強ができないか科学新聞・斉藤さんに相談し、1997年夏のWFC世界大会・東京の取材などをさせてもらう。
- 1997年9月から2001年4月までカナディアン・メモリアル・カイロプラクティック・カレッジ(CMCC)に留学。留学中も海外ニュースなど、カイロジャーナルの記事を書かせてもらう。卒業までにカナダ免許試験と米国免許試験パート3まで取得。
- 帰国後、開業、整形外科勤務などをしながらカイロジャーナルの仕事を継続。カイロに出会ってから路線変更等いろいろあっても、カイロジャーナルとは常にともに歩み、現在に至る。
- 日本のカイロプラクティックのためにやるべきこと、やりたいこと、やれることは、人それぞれ、人の数だけビジョンもありますが、知っておいたら必ず役に立つ、と自分が思うことを、ソウルナイトで若い皆様にお話したいと思います。
お問い合わせ:カイロジャーナル
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