本物であれ!

これからの時代は同業者との差別化を患者さんに感じていただくことが必要になって来ています。

最近は、施療院の広告やH Pなどで「今な ら￥10,000 のところ→キャンペーン￥2,000!」「私が編み出した治療!」「これだけやれば治る!」など、誇大広告とも受け取られかねないものをよく目にします。

この様な方法で差別化を図りたいですか?　これらの方法は、簡単で手っ取り早いですが、患者さんを馬鹿にしたやり方であると思います。施療家ならば、そのような形での患者さんの満足を望まないと思います。

ではどうしたら良いのか? それは知識を得て視野を広げ、検査と施療のテクニックという引き出しを多く持ち、患者さんが信頼できる本物の施療家になることが必要なのではないでしょうか。これは大変で遠回りのように見えますが、本当の施療を行うことで、患者さんが広告部長並みにあなたの施療院を他院と差別化してくれます。

JSCでは4年を1サイクルとした KOセミナーの2クール目が本年3月で終了します。そこで来期からはリニューアルし「患者さんから信頼される本物の施療家、　盛業できる施療家!」を養成するニューKOセミナーを始めます。

セミナー概要

1つのテーマを年4回で行い、それぞれ基礎、応用、スペシャル、総合と段階的に施療内容を広げて行きます。1年目のテーマは腰臀部、2年目は頸肩背部、3年目は四肢です。

1年目の内容で説明すると、「腰痛」については、基礎ステージでは「筋・骨格系」で問診・検査・施療を行います。これは一般的なセミナーでも行われている基本的なアプローチですが、それだけに留まらず、経験豊富な講師陣が多様なアプローチ法を指導します。また、よくある症例に合わせた腰部と骨盤の変位の修正、下肢のバランス調整などを学びます。

応用ステージでは腰臀部痛が筋骨格系だけでなく内臓問題に起因するタイプを学びます。特に慢性腰痛の場合、往々にして不摂生な食生活から発症する消化器系の問題、または肺と心臓といった体幹にある呼吸器・循環器などの臓器のトラブルが原因で発症・継続している場合が多くみられます。これらのメカニズムと検査・施療法も学びます。

スペシャルステージでは、筋骨格系と内臓問題で解消されないケースを取り上げます。
そこには血管やリンパ、ホルモンといった体液系の問題、そして頭蓋・顎関節、さらには神経機能やメンタルといった範囲まで掘り下げてわかりやすく解説し、学んで行きます。

最後の総合では今まで学んだこと全てを駆使して、問診・検査から、患者さんの状態を迅速に判断して、最適な施療ができるまでを目的とします。これぞKOセミナーの本質と感じるような施療を、多彩な講師陣がどのようにアプローチして治癒に導いていくかを学ぶことができます。

一般のテクニックセミナーは講師の先生が長年の臨床経験から生まれた独自の色が出ます。もしそのセミナーでピンと来なかったらもったいないですね。しかしJSCでは講師6人でセミナーを行います。これは講師一個人の主観や技法で解決できないケースで問題を回避するために設けたシステムです。また色々な方向から解決するための対応策でもあります。

名物「語り部屋」

もう一つのKOセミナーの目玉は懇親会後に行われる「語り部屋」です。セミナーでは質問を躊躇することもありますので、リラックスした環境で講師に質問をしたり、施療をお願いするなどができるシステムです。6人の講師が3部屋に分かれて、それぞれ対応致します。勿論どの部屋にも行き来は自由になっており、セミナーでは聞けない面白い技法や体験談を聞いて体験して沢山の知識とテクニックを身に付けて欲しいと思います。

リニューアルしたニューKOセミナーを受講して、現在困っているケースに対応できるように貴重な時間を使ってみませんか?