「軸トレ塾」第9クール 第2回(2019年5月26日開催)の講習後記
「軸トレ塾」の参加者でもある有田才一郎先生をゲスト講師にお迎えして、2018年4月〜2019年3月までの1年間、自身の治療院を週3日、午後から休診にしてまで、大学サッカー部のコンディショニング・コーチを務めた経緯、覚悟、経験をお話しいただきました。
その中で、このオファーをもらったとき、これに懸けて
みよう、無給でも受けようと思ったこと。さらに週3日、午後から休診することによる大幅収入減を、「それでも私は週3回、グラウンドに出向いて選手たちの面倒を見たい」と、奥様、ご子息に家族会議を開いてまで伝え、快く送り出してくれたこと。普段から揺らぐことのない家族の信頼関係、絆の強さを感じるとともに、その奥の深さと陰で支えられた奥様に、ただただ脱帽するばかりでした。素晴らしいご家族に拍手を贈りたいです。
また、組織を運営する側のスタッフとの関わり方、選手との信頼関係の構築など、その説明と実践、そして注意事項。信頼を勝ち得たあとの、選手たちのとことんやってくれる様、その極意をお話いただき感謝で一杯です。
有田先生からの金言「コンディショニングのビフォア&アフターの確認が大事」
次なる講師は、チーム・フルタニの男性最年少メンバーで、私の治療院(古谷施術院本院)の副院長でもある勝俣啓介先生(女性は前回から新たにメンバー入りした大仲彩菜さんだけ、最年少も何もない)。
トレーナーとして依頼を受け、定期的に面倒を見ている高校女子バスケットボール部での実際を、経験済みの2、3年生と初めての1年生の意識の違いなどを考えながら、その指導方法をどう組み立てたかなどを解説をしてもらいました。ポイントは「ウォーキングランジをするための準備をいかにするか」でした。
会場を提供してくださっている斎藤さんからの言葉で一番嬉しかったのは「この講習会には、一切嘘がないですね!」。正に冥利に尽きるひと言でした。
この日の私の担当は、タオルギャザーの検証でした。筋肉の作用、神経支配を意識して実施前後の可動域比較、前脛骨筋の詰まり具合、第三者確認と自覚症状の両面から検証してもらいました。タオルギャザーのモデルをしてもらった大仲さんからは、「前脛骨筋が詰まってきて、首まで痛くなってきた」。
第三者確認の足首可動域では、明らかに可動域が減少したことが認められたので、軸トレ塾では「タオルギャザーは推奨致しない」という結論としました。
参加者の皆さん方の穏やかな視線と雰囲気の中で、あっという間に4時間の講習時間をオーバーしてしまい、帰りの電車に間に合わない方が、終了前に帰らなければいけない始末になり、「やはり時間は守らないといけないな」と反省しながらも、満足のいく講習となりました。
それでは、来月も頑張りましょう!