其の四十二「1月 その1」カイロプラクティックジャーナル

  其の四十二「1月 その1」

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斎藤信次残日録 其の四十二「1月 その1」2019.06.13

またひと月以上、空けてしまった。と思ってHPを見たら、まだ前回書いた分がすべてアップされてなかった。「えっ、なんで」という気持ちと、「いいよ、いいよ、気が向いたときにアップしてねっ」という気持ちが交錯したが、ホッとしたというのがホンネ! この間も決してサボっていたわけではない。休み慣れしていない私にとっては、GWは休みであって休みでないような、なんとも落ち着かない日々だったし、ここのところ、なぜか現役のときより細々とした様々な依頼が飛び込んできて、なかなかタイミングがつかめなかった。

世の、私よりほんのちょっと上の世代の方々に比べれば、次から次にアテにされて(?)仕事が飛び込んでくるのは、とにもかくにもありがたいことだが、これが甚だ残念なことに、私が関係しているいずれの法人の利益にもあまり貢献しないことばかり。それでも、どうしても優先順位がそちらにいってしまう。まっいいかぁー、以前に比べれば断りやすい環境なのに、なぜか引き受けてしまう自分がいる。これが私なんだ、私の存在する証なんだと思い、やれるとこまでやってみるか!

新しい年を迎えた

さて、新年に入ってミスター忘年会の季節は終わった。懇意にしている人たちと「この一年の締めに」というのに比べると、新年会は各組織、団体が自ら主催し、メンバーが一堂に会し「新年の挨拶を」というのが多い。開催の案内は頂戴するが、「ぜひとも」という意味合いより、「よろしければ、どうぞ」という感じだ。それでも社長在任中は、政府系の法人や某工業会などの賀詞交歓会などにせっせと足を運んでいた。今でもいくつかの肩書きを頂戴しているが、科学新聞社では無役、単なる名誉職なので、そういうところに足を運ぶ必要はなくなった。これだけは本当に楽になったと言える。

手帳に感謝、にもかかわらず、やっちまった!

ブログも新しい年に入ると、前の年の手帳はひとまずミッションを終了、お役御免ということになる。「1年間、お世話になりました」と中をペラペラめくっていると、つくづく「本当にありがとう」という感謝の念が湧いてくる。スマホやiPadに予定やメモを書き込んでもいいのだが、その方が数段便利かもしれないが、毎年使い慣れた型番の手帳を、九州カイロ同友会の忘年会で福岡に行ったときに、博多駅ビル内の丸善で購入することにしている。新年に入ったらすぐ使えるように、既に決まっている予定を書き写すところから始める。それが、ここ数年のルーティーンになっていた。

それが昨年は魔が差してしまった。今思えば、本当にタイミングが悪かったとしか言いようがないが、師走を前に机の中から、昔使っていた結構高価なシステム手帳の革製のケースを見つけてしまった。なぜお蔵入りしていたのか、ちょっと考えればわかりそうなものだが、このときはそんなことは微塵も考えず、つい出来心で「どれ、久しぶりに使ってみるか」と、件の丸善で専用の用紙を購入してしまった。それで、「さて」と予定を書き始めたら、昔は盛んに使っていたのに、どうにもしっくり来ない。「あっ、そうだ」と昔お蔵入りさせたときのことを思い出し、結局は東京で手帳を買い直すという、なんとももったいないことをしてしまった。反省、反省、浮気はいかんですよ、浮気は!

手帳は最高の記憶の引き出し

手帳を見ると、書いたときのことを鮮明に思い出すことができる。手帳を見ながらブログを書いているが、手帳がなければとても書けない。これからは今年の手帳を見ながら、ということになるが、だからと言って書く頻度が上がるということはなさそうだ。それでも、できるだけ先に進め、ちょい遅れぐらいで書いていけたらと思っている。

亡くなった両親が私のような愚息でも、帰省を心待ちにしてくれていた。罰当たりにも「年末年始は電車が混むから」と、新年を迎える直前か迎えてから帰省していた。お役御免の前年の手帳をペラペラと見ていたら、「実家での寝泊まり最後」という書き込みを見つけた。両親が亡くなってからもう9年近くも経つのに、それ以前の両親との記憶が鮮明に蘇り、感慨が込み上げてきた。

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