四肢のマニピュレーション
商品概要
マイクロ牽引法、マイクロモビリゼーション、HVLA矯正法
- 著者
- 中川 貴雄 D.C.
- 判型
- A4判/434頁 カラー
- 発行者
- 科学新聞社
- 発行年
- 2020年
本書は、2001年と2003年に科学新聞社から出版された『、四肢のモーション・パルペーショ ン』上・下巻の検査結果をもとに、治療法として活用するために書かれています。
上肢および下肢関節に対して“HVLA矯正法”、“マイクロ牽引法”、“マイクロモビリゼーショ ン”の3種類の治療法をおもに解説しています。
HVLA矯正法は、古くから多くの徒手療法家が用いてきた、瞬間的にスピードのある短いスラ ストを関節に加えることによって、関節可動性制限(フィクセーション)を治療する方法です。
本書で述べているモビリゼーションは、一般のモビリゼーションとは違い、ごく小さな幅で関 節を動かすことによって、関節可動性を回復させる治療法です。そのため、一般に行われている モビリゼーションと区別するため、“マイクロ・モビリゼーション”として解説しています。
マイクロ牽引法は、一般に行われている10kg、20kgという重量を使った牽引ではなく、1kgと いう牽引されているのも感じないような小さな力を使った徒手牽引法です。この方法は、日本だ けでなく、おそらく世界でも発表されたことのない治療法です。1kgの力を使うだけで「こんな大 きな効果がでるのか!」と不思議に思うような効果が現れます。
ぜひ、本書を『四肢のモーション・パルペーション』と併せてご活用ください。
第1章 総 論
- マニピュレーション
- 関節運動
- 四肢の検査法
- 4四肢のマニピュレーション
第2章 上 肢
- 肩甲上腕関節(Mic、Mob、HVLA)
- 肩鎖関節(Mob)
- 胸鎖関節(Mob)
- 肩甲胸郭連結(Mob、ストレッチング)
- 肘関節(Mic、Mob、HVLA)
- 下橈尺関節(Mic、Mob)
- 手関節(Mob)
- 手根骨(Mob、HVLA)
- 第1手根中手関節(Mic、Mob、HVLA)
- 第2~5手根中手関節(Mob)
- 中手間関節(Mob)
- 中手指節関節( MP関節)(Mic、Mob)
- 手の指節間関節(Mob)
第3章 下 肢
- 股関節(Mic、Mob)
- 膝関節(Mic、Mob、HVLA)
- 膝蓋大腿関節(Mob)
- 上脛腓関節(Mic、Mob、HVLA)
- 距腿関節(Mic、Mob、HVLA)
- 足根骨(Mob)
- 距骨(Mob、HVLA)
- 踵骨(Mob)
- 舟状骨(Mob、HVLA)
- 立方骨(Mob、HVLA)
- 足根中足関節(Mob、HVLA)
- 中足間関節(Mob)
- 中足趾節関節( 足のMP関節)(Mic、Mob、HVLA)
- 趾節間関節(Mob、HVLA)
前書きでご案内した、股関節と手根骨のマイクロ牽引法を公開します。
著者プロフィール

- 中川 貴雄(なかがわ たかお)
- 昭和23年2月、三重県鳥羽に生まれる。昭和53年、米国カリフォルニア州ロサンゼルスのロサンゼルス・カイロプラクティック大学(LACC、現・南カリフォルニア健康科学大学SCUHS)卒業、ドクター・オブカイロプラクティック(D.C.)取得。
- カリフォルニア州開業試験合格。同地にてナカガワ・カイロプラクティック・オフィスを開業するかたわら、母校LACCで助手、講師を経て、昭和62年まで助教授としてテクニックの授業を受け持つ。その間、昭和56年には全米カイロプラクティック国家試験委員も務める。
- カリフォルニア州公認鍼灸師。
- 平成11年、帰国。大阪にて中川カイロプラクティック・オフィス開業。
- 日本カイロプラクティック徒手医学会 名誉会長
- モーション・パルペーション研究会(MPSG) 会長
- 明治鍼灸大学(現 明治国際医療大学)保健医療学部 柔道整復学科教授
- 宝塚医療大学 柔道整復学科 教授
- 脊柱モーションパルペーション
- カイロプラクティック・ノート1
- 四肢のモーションパルペーション上
- 四肢のモーションパルペーション下
- 関節の痛み
- オステオパシー臨床マニュアル
- オステオパシー・テクニック・マニュアル
- カイロプラクティック・セラピー
著書
など
訳書
など
Check 注目情報
- 旧カイロジャーナル・ドットコムをご覧の皆様に
- 9月27日(日)より、待望の岡井健Webセミナー”Welcome to Dr.Okai’s Treatment Room!” 「ようこそ、ドクター岡井の治療室へ!」が毎日曜日全3回で開講されます。
- 9月10日(木)から、Webセミナー「局在神経学講座『神経局在診断を読む』」(第 I 期)「4. 筋紡錘/腱紡錘」が第10回、第11回、第12回の計3回で始まります。
- 7月22日(水)から、辻本善光 Webセミナー 【徒手療法家のための基礎講座】 第Ⅰ期 「検査から治療の流れをつかむ」が全6回で開催されています。
- 丸山 正好による「局在神経学講座」東京と大阪で再開されます。
- 7月5日から、榊原直樹による「スポーツカイロプラクティック セミナー2020(AKT-R編)」が再開されます。
長期連載中の記事
過去の連載記事