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マニピュレーションに関する情報や徒手医学の情報を管理人の栗原修D.C.自ら更新しています。
4月からは会員制サイト”Beyond Manipulation Ultimate”もスタート予定!
マニピュレーションに関する基本な情報からマニアックなものまで、1つ1つを詳細に提供。更に会員同士のコミニケーションの場として掲示板も設置。詳しくは上記URLをご覧下さい。
Beyond Manipulationは、手技により身体機能異常に対して、どれだけのことができるか、その可能性を探ることを目的とするものです。ジャンルにとらわれず、手技により日々臨床で痛みに苦しむ患者を目の前にしている先生方の力になれることを望んでいます。
いろいろな手技による治療法がありますが、最終的には目の前の患者を救うことが目標です。これが最終目標であり、この目標のためには手段を選ぶ必要はないと思います。患者が良くなることであれば、何でも使う。
患者が良くなることが、我々手技療法家、それぞれの先生が患者から信頼されるだけではなく、これを継続することで、手技療法そのものの一般の認知度を高めることにもなるからです。
私自身、カイロプラクティックを学びカイロプラクターとして臨床についておりますが、特にカイロプラクティックを崇拝しているわけではありません。勿論カイロプラクティックは、すばらしいと思いますが、他にもすばらしいものはたくさんあるからです。
私自身がこだわりたいのは、手技による治療です。しかし、手技を使うだけでうまくいかないときもあります。これは、知識を基に手技を使うことが最も重要だからです。いくら熟練された手技を使っても、効果のない部位にマニピュレーションを施しても何もなりません。
解剖学、生理学、組織学、病理学、整形外科学、神経学、バイオメカニクス、キネシオロジーなどを理解したうえで、どのような状態のときに、何処にどのような手技を加えるのか、決定しなければならないからです。
臨床経験のある先生方はさまざまな経験からどこにどのような手技を加えればよいのか判断しているのだと思います。しかし、医学的な知識を基にせず、経験だけで手技治療を加える部位を特定している場合では、その経験的な知識は限られたものになります。
経験を医学的な知識を基に解明していくことで、他の可能性などを生み出すことができます。まさに、マニピュレーションによる治療の発達に限界がなくなるわけです。これがBeyond Manipulationが意味するものです。
手技の熟練は、書籍、ジャーナル、インターネットなどではできません。実際に練習を積むだけです。しかし、練習を積んでも、正確な医学的な知識を持たないまま練習を重ねても、何もなりません。
極端な話では、背骨のパルペーションの練習をするのに、背骨の棘突起、横突起、乳頭突起などの形状、どこにあるのかもわからないまま、触診をしてもわかるわけありません。
手技の熟練は、実際の練習や臨床で行い、このときに使う知識は書籍、ジャーナル、インターネットなどからでも十分なものが得られると思います。そこで、私個人のこのような思いから、このスペースを借りて、ジャンルにとらわれず、手技で治療するために、必要な知識を提供する場を設けさせていただきました。
矯正と呼ばれるマニピュレーションについて、考えたことを説明したいと思います。矯正っていったい何だ?ということから考えてみました。
初めは何の疑問もなく矯正をしていましたが、矯正そのものを、基礎医学を使って説明しているものに、今まであまり出くわすことがなったため私なり解明してみました。矯正を医学的に解明することで、自ずと矯正の方法、矯正による効果、矯正をするべき状態がわかってくると思います。
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