JB 関節バランシング・セミナー
関節バランシング(JB :Joint Balancing: )は、関節の可動域減少、筋緊張、膜緊張、痛み、腫脹、を軽減し、適切な関節生体力学、機能的可動域、姿勢アラインメントを回復するのを補助します。フレッド・ミッチェルDO(Fred Mitchell D.O.)の開発した筋エネルギー・テクニック (Muscle Energy Techniques)を基本手技として構築されたセミナーです。
JBの目的は、関節の可動域減少、過緊張筋、膜の緊張を治療することです。JBは直接法(ディレクト・テクニック)で、治療者が患者の問題の関節を制限バリアへと1面、2面、3面のどれかにおいて動かします。やさしい等尺性収縮によって筋肉がリラックス、伸張し、膜緊張が緩和され、関節の機能障害が正常化します。
JBは、背部痛、座骨神経痛、頸の痛み、頭痛、肋骨痛、上肢下肢の整形外科的機能障害、姿勢変形などの治療に利用できます。非常に穏やかな治療法なので、小児、高齢者、スポーツ障害、自動車事故、整形外科的症状、神経学的症状、呼吸症状など様々な患者に対して使うことができます。
セミナーでは、各々の評価と治療テクニックを豊富な図解入りのマニュアルで説明しています。セミナーは、理論、デモンストレーション、実技練習の要素があり、実技は参加者同士での練習を行い、質問と復習の時間も組み込まれています。
関節バランシング・上半身 (JBUQ)
頸椎、胸椎、胸郭、肩、肘、手首、手に存在する関節可動域制限の評価と治療の方法を学びます。
コースの目標
- 関節バランシングの歴史、原則、神経学的理論についての知識を習得する。
- 頭蓋、頸椎、胸椎、胸郭、肩、肘、手首、手に対する整形外科的検査法を習得する。
- 評価所見をチャートに記録し、治療計画を作成できる。
- トータルボディ・リージョン治療の適切な順番を判断できる。
- “筋バリア”を触診できる。
- 頭蓋、頸椎、胸椎、胸郭、肩、肘、手首、手の骨のランドマークを触診できる。
- 頭蓋、頸椎、胸椎、胸郭、肩、肘、手首、手に対する関節バランシング治療を行うことができる。
- 関節バランシングと、関節や筋骨格系の機能障害の関係性、その臨床的意義を理解する。
- 関節バランシングを他の治療法と統合する。
関節バランシング・下半身(JBLQ)
腰椎、骨盤、股関節、腰仙関節、仙腸関節、膝、足首、足に存在する関節可動域制限の評価と治療の方法を学びます。
コースの目標
- 関節バランシングの歴史、原則、神経学的理論についての知識を習得する。
- 腰椎、骨盤、股関節、腰仙関節、仙腸関節、股関節、膝、足首、足に対する整形外科的検査法を習得する。
- 評価所見をチャートに記録し、治療計画を作成できる。
- トータルボディ・リージョン治療の適切な順番を判断できる。
- “筋バリア”を触診できる。
- 腰椎、骨盤、股関節、腰仙関節、仙腸関節、股関節、膝、足首、足の骨のランドマークを触診できる。
- 腰椎、骨盤、股関節、腰仙関節、仙腸関節、股関節、膝、足首、足に対する関節バランシング治療を行うことができる。
- 関節バランシングと、関節や筋骨格系の機能障害の関係性、その臨床的意義を理解する。
- 関節バランシングを他の治療法と統合する。