小野塾カイロプラクティックジャーナル

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※このセミナーは終了いたしました。
多数のご参加、誠にありがとうございました。

今回は、TBBだ、筋エネルギーだ、リンパだ、膜だと、それぞれのオステオパシーの技法にこだわることなく、2日間、腰椎、骨盤、股関節、膝、足根部の検査と治療を、とことん行いたいと思っています。とにかく実践で使えるように、結果を出せるようになってもらうために頑張ります。

日付2019年8月24日 〜 2019年8月25日
時間8月24日(土)14:00 ~ 19:00
8月25 日(日) 9:30 ~ 15:30
講師小野 永一
会場 科学新聞社6F会議室
東京都港区浜松町 1-2-13
参加費19,440円(税別)
主催カイロジャーナル
定員16人
  

検査、治療、再検査を行い、評価が施術者も患者さんも感じるようになってもらえるようにと思っています。
 検査法は、
1. アシメトリー(非対称)
2. レンジ・オブ・モーション(ROM)
3. テンション・テスト
4. モーション・パルペーション(可動性検査)
5. 筋力テスト
6. 特殊テスト
を用いて実技を行います。

治っていく過程、変化が実感できることで自信へとつながります。
頭で考えるのではなく、ハートで感じる講義をしたいと思っています。

治療家 小野永一という男

齋藤信次

小野君と最初に会ったのは、昭和50年代にJCA(日本カイロプラクティック総連盟)という団体が成田国際空港近くの成田ビューホテルで、今思えばホントに大規模な国際セミナーを開催していた頃のことである。私も彼も20代、業界ではヨチヨチ歩きのヒヨッコの頃のことであった。

その後、常に連絡を取り合う関係ではなかったが、NCA(日本カイロプラクティックアカデミー)、初代会長を務めたJSC(日本カイロプラクティック師協会)での諸々のイベントなどで顔を合わせ、彼がカイロプラクティックのための治療ではなく、患者さんのための治療を心掛け、オステオパシーを含め総合的に学び実践していることを、快哉をさけぶ想いで聞いていた。

小野君との付き合いがどの時期だったかまでは覚えていないが、CMCC(カナディアン・メモリアル・カイロプラクティック・カレッジ)を卒業した櫻井京が帰国し、自ら「PRT(ポジショナル・リリース・セラピー)」の翻訳出版を科学新聞社に持ち込み、2003年1月、無事出版の運びとなった。そのプロモーションも兼ね、著者のDr.ケリー・ダンブロジオ(アスレチック・トレーナー、理学療法士、東洋医学ドクター、オステオパス、クラシカル・オステオパス)を招き、櫻井の通訳でセミナーを開催した。

セミナーは好評を博し、その後「PRT」からDr.ケリーの提唱する「TBBトータルボディ・バランシング」シリーズへと移り、「膜」「エナジェティクス」「リンパ」と現在につながっている。この一連のセミナーに私からの誘いを素直に受け入れてくれて、継続的に参加しメソッドを理解する、小野君をはじめ何人かの人たちがいる。

このメソッドをケリーの来日時だけでなく、機会を設け彼らに勉強会をやってもらえないかと考えるようになった。そして白羽の矢を立てたのが気心の知れている小野君だった。彼は快諾してくれ、2014年1月「Dr.ケリーの治療を考える勉強会」と銘打ってスタートした。何度か回を重ねるうちに小野君の持ち味もわかってきて、ケリー・メソッドに特定せず小野君の普段の臨床をベースに、「小野塾」として思う存分腕を振るってもらおうと現在に至っている。

内容は常にケリー・セミナーの予習・復習をベースにしたハンドアウトが用意されているが、その通りに進むことはほとんどなく、参加者もその辺は心得ていて、日々抱えている臨床上の問題点や施術の進め方を学ぶために毎回参加しているというのが、この勉強会の等身大の姿と言えるだろう。

因みにケリー・メソッドは現在、高知県の山﨑徹君によって、まずはPRT を部位別に数回に分け、シリーズで開催中である。

最後に、20代で出会った2人も今や、私は数年前に、小野君は今年、めでたく還暦を迎える年齢になっている。お互いこの勉強会で参加者とともに学び、懇親会でジョッキを傾けることを心からの楽しみにしている。

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