TBEN受講準備編
Drケリーに、エネルギー療法の全般的な知識とTBEN受講前に準備できる事柄についてお聞きしました。
- ーーTBENを受講する前に、事前に読んでおくとよい本はありますか。
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TBENセミナーで行うエネルギー療法について説明している本はありません。ですからエネルギー・メディスンについて書いたすばらしい本3冊を紹介します。
Energy Medicine タイトル 著者 出版 発行年 Donna Eden、David Feinstein Jeremy P. Tarcher 1999 Energy Medicine: The Scientific Basis James L. Oschman Churchill Livingstone 2000 Energy Medicine in Therapeutics and Human Performance James L. Oschman PhD Butterworth-Heinemann 2003
※(編集注)日本語版について
Donna Eden、David Feinsteinの著書は、推薦された本の日本語版はありませんが、下記の日本語版があります。これは、2008年に発行されたEnergy Medicine: Balancing Your Body’s Energies for Optimal Health, Joy, andVitalityUpdated and Expandedの翻訳です。タイトル 著者 出版 発行年 『エネルギー・メディスン―あなたの体のエネルギーを調整し、健康と喜びと活力を生み出す』 ドナ・イーデン、 デイヴィッド・ファインスタイン ナチュラルスピリット刊 2012 ※James L. Oschmaの著書は、Energy Medicine: The Scientific Basisは下記の翻訳版が発行されましたが、現在は絶版となっています。Energy Medicine in Therapeutics and Human Performanceの翻訳版はありません。
タイトル 著者 出版 発行年 エネルギー医学の原理 ジェームズ・オシュマン
帯津 良一 (翻訳)、エンタプライズ 2004 - ーーTBENのテクニックができるようになるために、自分で練習できることはありますか?
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練習するとよいことは、身体に質問することです。ボディートークを知っていればそれを練習するとよいでしょう。そうでなければバイオフィードバック・テストを練習することです。
- ーーバイオフィードバック・テストとは何ですか?
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身体に質問して答えを得る方法です。質問により身体と対話できることの原理は次のような理解に基づいています。
- 質問への応答は、バイオフィードバック・テストの「イエス」と「ノー」により得ることができる。
- 人間の細胞は、自然の二元的反射が備わっており、それは自然に自動的に起こる。
- 細胞は、ボディマインド複合体(BodyMind complex)に有利な方向へ動き(または拡張し)、ボディマインド複合体に不利な方向から逃げる(または収縮する)という自然な反応がある。
- この二元的反射は身体の組織のテンション(緊張)vsリラクゼーション(弛緩)を通して感じることができる。
バイオフィードバック・テストには、いろいろなタイプとスタイルがあります。私のセミナーでは、実際の患者に対して行うほか、自分自身に行う方法、代理人(治療対象ではない人を代わりに使う。ペットや赤ちゃんの場合に有用)に行う方法を習います。
自己練習をするときは次のような点に留意します。- バイオフィードバック・テストは、どのようなポジションでも行うことができるが、検査を行うときには患者にとって快適な姿勢であることを確認する。通常の臨床であれば、仰臥位が最もよく使われる。
- バイオフィードバック・テストは、治療者が明確にイエス/ノーで答える質問を行い、身体の部位に手を置いて行う。イエスの答えなら、組織がリラックスして治療者の手が沈み込む。ノーの答えなら、組織は手が沈み込むのを許容しない。
- この知的身体と対話するためには、あなた自身の知的明晰さがなくてはならない。その知的明晰さがボディマインド複合体からのフィードバックを解読する。
- ーー他に知っておくとよいことはありますか?
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基本の評価法であるARTSについて理解し練習しておくことも役立ちます。
- ーーTBENをエネルギー・メディスンの中ではどのような位置づけになるのでしょうか? 他の様々なエネルギー・ワークとの違いなどを含めて説明してもらえますか。
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私はエネルギー・メディスンを大きな枠組みでとらえています。マニュアルセラピーにもエネルギーの要素が含まれるのでエネルギー・メディスンに入れています。大きなグループ分けとして、6つに分けて考えています(下記エネルギーメディスンのタイプ参照)。その中の一つがエネルギー・セラピーです。TBENはバイオフィールドを用いるエネルギー・セラピーと、コミュニケーション(ボディートーク)、手技と身体を基本とした方法(オステオパシー)を組み合わせたものです。
6つのエネルギー・メディスンのタイプ
代替医療システム
例:
代替医療システムは、理論と実践の完全なシステムの上に構築されている。
- 鍼
- アーユルベーダ
- ホメオパシー
- アメリカ先住民によるヒーリング
- ナチュロパシー
- チベット医療
- 伝統中医学
マインド・ボディ・メディシン
マインド・ボディ・メディシンは、身体機能と系統に影響を与えるマインドの能力を高めるようにデザインされた様々なテクニックを用いる。
例:
- アート・セラピー
- バイオフィードバック
- ダンス・セラピー
- 誘導イメージ療法
- ユーモア療法
- ヒプノセラピー
- 瞑想
- 音楽療法
- 祈りの療法
- ヨガ
生物学ベースの治療
生物学ベースの治療は、自然界にあるものを利用する補完代替医療である。
例:
- 食事療法
- サプリメント使用
- 薬草使用
- ビタミン多量摂取
手技と身体ベースの治療Manipulative and Body-Based Methods
補完代替医療の中での手技と身体ベースの治療は、マニピュレーションと、身体の一部か複数部位の動きを取り入れるものが基本となる。
例:
- オステオパシー
- カイロプラクティック
- 鍼
- マッサージ療法
- リフレクソロジー
- ロルフィング
- セラピューティック・タッチ
コミュニケーション・セラピー
身体が持つ自然治癒メカニズムを対話と同期化を回復することによりサポートしようという方法である。システムへのストレスは対話の欠如につながり、身体が自分で治っていく力を壊す。
ストレスというのは肉体、感情、精神、生化学、自然電磁場などの影響である。
例:
- ボディートーク
エネルギーセラピー
エネルギーセラピーとは、エネルギー・フィールドを使う療法で、2つのタイプがあります。
1)バイオフィールド・セラピー
人体を意図的に取り囲み、人体内にも浸透しているエネルギーフィールドに対し影響を与えることを意図した方法である。このようなフィールドの存在は科学的に未だ証明されていない。バイオフィールドを操作する方法としては、バイオフィールドの中に手を置いて、圧を使ったり、身体を動かしたりする。
例:
- 気功
- セラピューティックタッチ
- レイキ
2)バイオエレクトロマグネティック・ベース・セラピー(生体電磁場療法)
電磁場の非従来型の使用方法を用いた療法である。
例: パルス・フィールド、交流電流フィールド、直流電流フィールド
TBENはバイオフィールドを用いるエネルギー・セラピーと、コミュニケーション(ボディートーク)、手技と身体を基本とした方法(オステオパシー)を組み合わせたものです。