ケリー・ダンブロジオ PTが3度目来日
カイロジャーナル60号(2007.11.11発行)より
PRTワークショップ診断評価など内容深化
参加者に修了証
ケリー・ダンブロジオPTによるPRT(ポジショナル・リリース・セラピー)ワークショップ-上半身編(科学新聞社主催)が10月12~14日の3日間、東京港区で開かれた。
ダンブロジオPTは、『ポジショナル・リリース・セラピー』(科学新聞社刊)の著者で、徒手療法のセミナー活動を行っている臨床家である。
来日は2003年、2004年に続く3度目で、これまで2日間に短縮して行っていた内容を、今回初めて3日間の完全プログラムで開催した。これまで省略されていた診断、評価に関わる事柄など、より深い内容が網羅され、充実したワークショップとなった。
3日間のワークショップは、ダンブロジオPTが世界で行っているものと同等の内容で、それを証明するものとして最終日には参加者に修了証が渡された。
ダンブロジオPTは、ジョーンズDOから直接ストレイン-カウンターストレイン・テクニックを習い、ジョーンズDOの講義内容を基に『ポジショナル・リリース・セラピー』をまとめた。PRTのワークショップは、アメリカ、ヨーロッパ、アジアの国々で、理学療法士、カイロプラクター、マッサージ・セラピストなどから幅広い指示を得ている。
PRT以外にも、筋エネルギー、筋膜リリース、リンパドレナージュ、エクササイズ療法など様々な徒手療法を教えている。ダンブロジオPTは実際の臨床でも、各患者のそのときの状態に最も適したテクニックを使って治療にあたるため、診断に基づいたテクニックの使い分け方などについても、貴重な話を聞くことができる。
今回の上半身編(頸部、胸部、上肢、頭部)に続く下半身編(腰部、骨盤部、下肢)は、3日間の日程で来年春に東京で開催予定である。日程が決定したら科学新聞社のホームページおよび次号(来年3月号)でお知らせしたい。