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斎藤信次残日録 其の一 再度ブログをはじめました2017.04.30

日残リテ昏ルルニ未ダ通シ
(ヒノコリテクルルニマダトオシ)

私は無類の時代劇好きで、家にいるときはニュース以外の時間はほとんど、J:COMの時代劇専門チャンネルを流している。流しているというのは、以前に視たことのあるものばかりで、大概のもののストーリーは知っていて、何もずっとテレビの前にいる必要がなく、家にいて非常に楽に時間を過ごすことができるのである。地上波でもうちょっとマシな番組があれば、といったところである。

そんな中で、『三屋清左衛門残日録』という藤沢周平の作を、仲代達矢、北大路欣也の二人の日本を代表する役者が魅力ある主人公を演じたものがあった。その冒頭に「日残リテ昏ルルニ未ダ通シ(ヒノコリテクルルニマダトオシ)」という件がある。隠居した人間の生き方を描いたものだったが、この一説が今の私の心境にピッタリなので、以前もほんのちょっとブログを書いたことがあったが、再度本欄でその心境を書くことにした。

以前はまだ現役の社長だったので、ブログを書いている最中に電話や返事を求める急ぎのメールなどがあり、なかなか朝の決まった時間内に書くのが難しかった。またそのときも、「こういうものを読む人はいろんな人のものを次々に読むんだから、もっと短く、簡潔に」とよく言われたが、そうそう身についたクセを直すことはできなかった。

こうやって、また余計なことを書いている。本題に入る前にこんなだから、今回もついたクセそのままに書くことになりそうだ!

松前 重義氏

昭和21年4月29日、71年前の今日、「戦後日本の復興は科学技術の振興以外になし」という理念で、逓信省の総裁を務め東海大学を一代で築き上げた故・松前重義が、10日に一度発行の『科学文化新聞』を創刊した。いわゆる創刊記念日である。今となっては社員でさえこの日が意識から外れているようだが、私は経営から離れた今でもこの日だけは意識から離れたことはない。今は昭和の日となっているが、昭和20年代生まれの私にとっては天皇誕生日である。今となっては理由を知ろうにも知ることができないが、戦後間もない時期にあってもこの日に創刊したことにはそれなりの理由があったに違いない。

昭和53年にアルバイト上がりで入社してから数年はカイロプラクティックのことなど何も知らず、週刊の締め切りに合わせ曜日毎の作業をしていた。その後、発送、購読管理、広告営業と仕事を増やしていくにつれ、会社の全体像が見えてきた。そんな毎日を過ごしながらも、会社にかかってくる電話を取ることも、編集の人間が全く取らないので私ら限られた人間の仕事になった。

そこにかかってくる、新聞にかかってくる電話とは明らかに雰囲気の違う電話で、その後、60年以上の人生の半分以上の年月を付き合うことになるカイロプラクティックを知ることになる。

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