其の四十七 「2月 その3」カイロプラクティックジャーナル

  其の四十七 「2月 その3」

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斎藤信次残日録 其の四十七 「2月 その3」2019.08.25

10日(日)、2日目。この日は月一の「丸山:局在神経学」が入っている。こちらは主催なので当然常駐することになる。したがって、この日もケリー・セミナーの終了時に合わせて会場へ。昨日とほとんど変わらないメンバーでの宴会を、前述のWTC地下の某居酒屋で行った。宴会は人数が多いと、どうしてもいくつかのブロックに分かれてしまうが、この日は半個室のような一角に押し込められたので、話題がそんなに分散することなく、ちょうどいいスペースだった。これがこの店のメリットか? 料理は単価が安けりゃガンガン頼む輩がいるので、勘定は単価が高かろうが安かろうが大した差は出ない。これもちょうどいい金額だった。

ところがそのあとが問題であった。一次会がお開きになり、有志でもう一軒となったが、3連休の中日、日曜日なのに入ろうとした店が一杯だった。仕方なく「コンビニで買い物して事務所でやる?」と聞いたら全員大賛成。皆お酒の勢いでコンビニでの買い物がハンパない! 二次会が始まり、それぞれの都合で1人帰り、2人帰りしたが、それでも何人か残り、とうに終電はなく、丑三つ時に差し掛かろうとしていた。仕方なく男女2人をタクシーに乗せ、ホテル経由で帰宅した。主催者の経費に当たらないから、タクシー代は自腹。コンビニでは調子に乗らず抑えて買い物をしたのに、久しぶりに「お酒が過ぎるとお金がかかる」を体験してしまった。

睡眠不足の朝! やっとゴチ、飲み食いは自腹が一番、頑張るか!

11日(月・祝)、3日目。この30年以上、20代の頃に味わった二日酔いのキツさから、二日酔いをしたことがない。だが、睡眠不足は老骨には染みる。いやぁー眠たかった。なんとか最後の日ぐらいと、時間通りにケリーのセミナー会場に行った。タクシーに乗せた2人は時間には来ないだろうな、と思っていたら、2人はこちらにはない若さを持っていた。何事もなかったようにやってきた。「眠くない?」と聞いたら、「眠いっすけど大丈夫です」と意に返していない。恐るべし!

そうしてセミナーは終わった。このあと、事務所でケリーの治療会があって、4人の患者が来ることになっていた。会場から引き上げた荷物も事務所に戻さなければならない。出費ばかりで実入りなし! お人好しにもほどがあるが、まっ、見知った人に会って旧交を温めたから、これはこれでヨシということにしておこう!

後片づけも治療会も終わり、ケリー、櫻井との夕食となった。ここでやっとゴチになれたが、コース料理ならまだしもオーダーしながらの食事は、自腹を切って遠慮せずにオーダーする方がどれほど楽か! 主催者としての責任がなくなるということは、これほどにも楽なものかと思ったが、事に当たる気持ちも軽くしてしまう。どれどれ、まだまだ主催者として頑張りますかな!

印刷屋さん、カイロプラクターの卵、医療器屋さん

12日は印刷会社の営業さんが、13日は(山﨑)美佳ちゃん・大陰君と経由してきたカイロプラクターを志す青年が来社。15日は懇意の医療器屋さんが来社。ちょうど医療器業界のことを聞きたいと思っていたので、「夜また会おう」と約束し、夕刻からジョッキを傾けながら、じっくり業界の話を聞かせてもらった。出版業界ほどではないにしろ、医療器業界もネットでガンガン安売りされ、売り方を考えないと難しいと嘆いていた。

MPSG&懇親会、そしてCAT

16日は午後から出社。17日はMPSG、1月は中川さんが東京にいることはいたが、新刊の写真撮影のためスタジオで缶詰、MPSGには顔を出すことができなかった。今回は完全にMPSGのため、終了後には懇親会も計画されていた。また、櫻井がCAT(カイロプラクティック・アジャスティング・ツール)の利点を取材することにもなっていた。

中川さんは常々「私はアクティベーターをメソッドに沿ってではなく、適度な刺激を与えるために使っていますが、私にはアクティベーターは重すぎて手の微妙な感覚を出すことができません。CATは軽いので手の微妙な感覚も出せるし、向かい合いながら背部にも使えます。私は昔からこちらを多く使っていました」と言っていた。アクティベーターは江崎器械が諸々の理由から扱いを中止したため、流通もイマイチで、MPSG御用達の「ラルゴ」では、中川さんの上記のような推薦もあり、今後CATを積極的に売っていこうとしている。それで中川さんが、日頃懇意にしているラルゴ(古賀)さんのために、喜んで一肌脱ごうということになったのである。

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