其の十五 『イヤじゃない忙しさ』カイロプラクティックジャーナル

  其の十五 『イヤじゃない忙しさ』

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斎藤信次残日録 其の十五 『イヤじゃない忙しさ』2017.06.20

「ブログを書く暇も何もあったもんじゃない」

いやぁー、先月末の土曜日から昨日の大阪での小倉さんの勉強会まで、本当に忙しかった。赤海からの「週1程度でブログを書け」の指令も、「そんなの楽勝、楽勝」と高をくくっていたが、とても、とても書いているところではなかった。いや正直に言えば時間が全くなかったわけではなかったが、なんせ私の場合、夜な夜なエネルギーを補給しながらじゃないとダメなので、あれよ、あれよという間に今日に至ってしまった。今週も今日書いておかないとヤバそうな雰囲気だったので、何がなんでもという気持ちでPCに向かっている。

スタートは先月の27日の夜、アトラスオーソゴナール(AO)のレントゲン勉強会後の懇親会からだった。Hiroこと井上裕之君から声をかけてもらったので、アトラスオーソゴニスト育成講座の一環であるレントゲン勉強会の終了時間に合わせ会場に赴いた。5人ほどのこぢんまりした宴だったが、話も弾み楽しいひとときを過ごした。自宅の遠いHiroも帰りお開きとなったが、このためにホテルを取っていた愛知・一宮の北川勇介君と、彼のシオカワの後輩、森本能史君とさらにもう一軒となった。帰宅したらもう既に翌日になっていた。

翌日の日曜日は正午から古谷真人さん率いるチーム・フルタニの『軸トレ塾』。さすがに第5クール目ともなると、チーム・フルタニのメンバーの段取りも慣れたもので、それなりの荷物をあっという間にセットしてしまう。私は取り立てて準備するものもなく11時近くののんびりした出社が許されるのである。この日は、さて開始時間となっても空席が2つ、常連の三重・松阪からの師弟コンビの顔が見えない! 何かあったのではと名古屋で開業している古谷さんの弟、元・中日ドラゴンズのプロ野球選手、盛ちゃんこと盛人君が電話をしてみると、なんと名古屋から「こだま」に乗ってしまったと。盛ちゃんからそれを聞かされた瞬間、全員「のぞみとこだま、間違えるか?」「アホか!」「やるなぁー」、または「えっ」と絶句。私は正直「遅刻の言い訳ネタとしてはなかなかだな」と変な感心をしていた。30分ほどして無事登場。何事もなかったように4時の終了時間を迎えた。

強くなりたきゃ」とか「もっと強くなりたきゃ」とか、さらに「軸トレ」ときて、どうも治療に携わる諸氏からは、自分たちとは無縁と思われているかもしれないが、何よりも古谷さんは臨床歴35年のベテラン施術家である。迷える、施術を生業とする人たちに施術のベースになることを伝えなくて、「患者を強くするのは当たり前、自分たちが強くあれ」という願いを込めてこのタイトルにし、塾を主宰している。会場が会場だから、急に押し寄せられても入りきれなくて困るが、主催者としては半数がリピート、半数が新規のようなバランスで古谷イズムが浸透していかないものかと願っている。だが、名古屋から「こだま」に乗るユニークな参加者などに囲まれ、これはこれで笑わせてもらえたし、時間中も和気藹々で楽しいし、古谷さん、これでいいのかな?

このあと5時半から品川で、京都からの客人、長岡京で開業する「ナカムラ接骨院」の圭ちゃんこと中村圭一さんと本日1回目の酒席。圭ちゃんとは20数年前に、こんな弟がいたらいいなあと何かにつけつるんでいた安ちゃんこと安藤喜夫(DC)との縁で知り合った。それが22年前の10月26日に、その安ちゃんが37歳の若さで天国に召されてしまった。その後も安ちゃんのメモリアルなどで顔を合わせたが、そのうちに会う機会もなくなっていった。それが3年前の10月26日に、没後20年にはまだ1年あったが日曜日にあたっていたので、久しぶりに京都で安ちゃんを偲ぶ会を催した。

そこで久しぶりに会った圭ちゃんは、押しも押されもせぬオステオパスに変貌していて、私に自分が師事する「下村彰慶会長に会ってくれないか」と言ってきた。他ならぬ圭ちゃんからの依頼だったし、「私でよかったら、もちろんいつでもいいですよ」と答え、それから半年後に下村さんのオフィシャルな部門がすべて入る建物を訪ねた。その日が、日本トラディショナル オステオパシー カレッジ(JTOC)第一期生の入学式の前日とは全く知らずにである。圭ちゃんに「なの?」と聞いたら「らしいわ!」とあまりよく知らない様子。それからの数時間は、取材の用意を何もせず会ったレンゾー・モリナーリ氏をはじめ、それまでどっぷりカイロプラクティックに浸かっていた私に、カルチャーショックというか、大いなる刺激を与えてくれた。

カイロジャーナルの紙面を見ていただければ、それもご理解いただけると思う。そのときにレンゾー氏と「次回お会いするときは、必ずあなたの取材をさせていただきます」と交わした約束も、この4月に果たすことができた。今日発行のジャーナルにそのときのインタビューが掲載されているので、ぜひ目を通していただきたい。

話を戻す。圭ちゃんとは彼が東京に教えに来たり、私が関西に行ったりしたときにまた会うようになったが、大勢で会うときは別にして2人で会うときは、神楽坂、東京、品川、すべて鮨屋である。とにかく鮨の好きな人だ。もう書いたがこの日の品川も、もちろん鮨屋。そして毎回、予定より飲み過ぎるのである。それも冷酒、これがあとから効いてくる。7時台にはお開きにする予定だったが、やはり8時を回った。これから京都まで大丈夫なんだろうかと毎回心配になるが、酒の免疫は人並み外れているようだ。

そのあと、もう1件予定が入っていた。RMIT、TCCのOBたちとの本日2回目の酒席である。どうも私、櫻井、カイロジャーナルは誤解されているところがあるようで、JAC一連に対して異を唱えているように思われているようだが、そんなことを感じながら生きるほど暇でもないし、そんな了見で生きていてもつまらない。これまで、古くはJCAから現在のJACまで、たくさんの人たちとお会いしてきたが、ここ数年RMIT、TCCのOBたちと会う機会が多くなった。皆、本当に素直ないい子たちである。今後とも機会があれば、大いに語り合いたいものである。

ということで、この日も終電での帰宅となった。ここまで書いてきてふと見ると、もうじきA4で2ページ近い。やはり溜めるとこうなる。今週、また機会を見てその後の、吉田美和ファミリーの来日(帰国?)、中川貴雄、榊原直樹氏の東京セミナー、ジャーナルの作業、美和セミナー、丸山の神経学ゼミ、そして、それらにもれなく付いてくる飲み会、美和ファミリーの離日、怒濤のような2週間を書かせていただく。少々お待ちあれ!

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