其の十四「増田さん訪問のあとの1週間」カイロプラクティックジャーナル

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斎藤信次残日録 其の十四「増田さん訪問のあとの1週間」2017.05.31

「書いてもいい佐藤貞司と、書いてはいけない○○○」

増田さんのことを書いた稿は、これまでの中で最も反響があった。直接会った人、電話やメールで「増田先生のところへ行かれたんですね」、「増田先生の元気そうな姿が感じられて、とても良かったです」(ブログを褒められたと思いたかったが、良かったのは増田さんのお姿に対して、当然ですよね!)などなど、たくさんのご連絡をいただきました。中でも友美恵ちゃんから「読ませていただきました。院長も一緒に見ながら楽しそうにしておりました」とメールをもらったときは、「本当に行って良かった」と10日ほど前のことなのに遥か昔のことのように思い浮かべ、感慨にふけってしまった。ご連絡くださいました皆様、本当にありがとうございました。心よりお礼申し上げます。

増田さんを訪ねた翌夕、「謎の東洋人」を自称するモト山本(元純)の来訪を受けた。彼の好きな「サシ」飲みのお付き合いをしたが、サシ飲みは店を選ぶということを知った。どこに行ったかは営業妨害になるから言えないが、山本が来社したのだから答えは浜松町、それも山本のチョイスで(私だったら選ばない)であった。いろいろアンバランスでネタにはなるが、よほど上手く話さないと苦情っぽく聞こえるだろうから、大しておもしろい話にはならないだろう!

その翌日は私の後任社長、竹ちゃんと金庫番の佐藤(貞司)と夕食を共にした。この佐藤についても書いておかねば。それでは、軽ーくひとくさり。まず、私の友人に佐藤研司という、知性派を気取る議論好き(私とはネタが合わない)がいる。誰かに「林隆三(知らないかな?)に似ている」と言われたらしく、恥ずかしげもなく「林隆三です」などとシャレにもならない自己紹介をする輩である。厳つい体にブーツが膝上を越すという、ハンパない短足のただのオヤジである。

貞司はその3つ下の弟で、私より4つ下。大学卒業後、志望していた職に就けず、研司から「お前の会社に入れないか?」と言われ、ダメ元で池田さんに「どうですか?」と聞いてみた。そしたら「斎藤君のところで必要なのか?」と、こりゃイケるかもと思い「ハイ」と答えたら、すんなり決まってしまった。それが、入社してひと月も経たないうちに、遊んでいて足を骨折したのである。幸いかなGWのお陰で出勤日数はなんとか保てたが、最初からやってくれた。本当に先が思いやられた。

前の稿でも書いたが、この頃(1981年)はもう既に岡部さんもいないし、毎週の科学新聞の購読管理、発送をしてもらう人がいないと、カイロプラクティックをはじめ他の業務をやろうにもやれない状態だった。私を営業畑に専念させようとしていた池田さんは、これ幸いと「いいよ」と言ってくれたのだろう。しかし、世の中というのは本当におもしろい。貞司は「営業をやるくらいなら会社を辞める」というほどの営業嫌い。私のあまり好きではなかった購読管理、発送業務をいとも簡単にこなしてしまうのである。

その後、「これがサイエンスを売り物にしている会社ですか」と言われても不思議のないくらいのアナログ会社を、自分のセクションだけでもと独学で一つひとつモノにし、OA化を成し遂げたのである。貞司ばかり褒めていても全然おもしろくないので、私のこともチラッと! それを推し進めるための機材(ワープロ、PCなど)を購入するための会社の売上を上げるために日夜励んでいたのです。これが車の両輪というものなのか! 彼がどの事業にしろ、留守番、金庫番をしてくれていたので、私は安心して外勤、稼ぎにいくということに専念できた。バブルもあったろうがとても良い流れの時代で、万事メデタシ、メデタシであった。

この週の平日を終え、1日おいた第3日曜は毎月、中川貴雄氏が主宰する「モーション・パルペーション研究会(MPSG)」に部屋を貸しているので出社、終了後は2人の別嬪さん参加者とビールで乾杯、明るいうちに帰宅することができ晴れ晴れ!

先週はジャーナルの広告依頼などの作業をスタートさせた。編集長の櫻井京(みやこ)は記事の締切が先月末だったので、もう既に佳境に入っていたが、私は執筆量も知れているし、かなり形が見えてからの作業となる。ホントはここで20年を越す付き合いの櫻井のことを書きたいところだが、書くと20年かけて(腫れ物に触るように)築き上げてきた人間関係を一夜にして崩しかねないので、残念だが何も言わない、書かない。うーん、書きたい。止めておく。どこかで会ったら聞いてみて!

そんな作業をしながらも、水曜日の15時という明るい時間から、MCCのOBで現在は大船、戸塚で「ボディファシリテイト」というサロンを3店舗経営している熊澤(大輔)と、懸案だったスクリーンゴルフと一杯コースをやっと実現させることができた。前回の計画のときは熊澤が直前にギックリ腰を発症し、それがかなりの重症で以後しばらく計画することさえできなかった。

スクリーンゴルフを今回初めて経験したが、いやぁー楽しかった! 楽しさというのは遊びそのものの魅力もさることながら、メンバーによる部分もかなり大きい。室内だがスイングする心地良い運動と、上手くいってはギャー、ヘマしてはギャー、実際のゴルフ場だったら、退場を言われかねない騒ぎも防音の部屋ならではのOK、特にストレスを感じて過ごしているわけではないが、大いに発散できたことは間違いない。

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