丸山 正好カイロプラクティックジャーナル

  丸山 正好

カイロプラクティック、オステオパシー、手技療法の最新情報、セミナー案内、関連書籍・DVDの販売

カイロジャーナル TEL.03-3434-4236 〒105-0013 東京都港区浜松町1-2-13江口ビル別館

丸山 正好
局在神経学講座

セミナー予定

神経学セミナー、延期に伴う丸山正好からのメッセージ

3月15日に大阪会場で開催を予定しておりました、丸山正好の局在神経学講座:第Ⅰ期『「神経局在診断」を読む』の最終回でございますが、折からの新型コロナウイルスの影響を避けきれないと判断し、「中止」とさせていただくことにいたしました。

予定しておりました講義内容につきましては、その影響がいつまで続くのか全く予測を許さない状況ではございますが、取り敢えずは次回開催予定の4月19日に順延とさせていただきます。

参加を予定されていた皆様には、まことに申し訳ないと存じますが、諸事情をお汲み取りいただきまして、ご容赦いただきますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

東京4期目開催決定!新テーマで「痛み」を取り上げます。より現場で役立てる知識を!
さらに、大阪も第2期開催決定! 神経学アプローチを行う上でのベースとなる局在神経学講座をアップデートした内容で!!



講師


丸山 正好(まるやま・まさよし)
ニューラルヒーリング院長
カイロプラクティック徒手医学会評議員
神経学的アプローチを中心とした治療を行っている。
ブログ:ニューラルヒーリング院長のブログ
増田 裕D.C. D.A.C.N.B.神経学セミナー初期メンバー

セミナー情報:局在神経学講座

元、落ちこぼれセミナー受講生だからわかる学びのツボ!!
増田 裕D.C. D.A.C.N.B.に師事し神経学的アプローチを主軸とする丸山 正好が年間シリーズセミナーで神経学的アプローチをするための基礎を伝えます。
約一年間(全13回から15回)にわたり、神経局在診断を読み解きながらテーマごとに基礎的な神経学をベースに神経学的アプローチの視点を取り入れて講義を進めます。
さらに、「末梢神経絞扼障害」と「痛み」をそれぞれの年間シリーズセミナーとして追加。治療家として重要な神経学を一緒に極めて行きましょう!

受講形態

座学が中心となりますが、神経学検査法の実技練習を行います。
【会場】東京:科学新聞社6F(東京都港区浜松町1-2-13 江口ビル別館)
    大阪:新大阪丸ビル新館(大阪府大阪市東淀川区東中島1丁目18-27) 
【受講料】東京:15,400 円(税別14,000円)(資料・昼食代込)
     大阪:16,500 円(税別15,000円)(資料・昼食代込)


『局在神経学講座』、東京の次シリーズは「痛み」をテーマに!

2020年2月9日スタート

『局在神経学講座』も開講以来、この夏に丸3年を経過し、現在行っている第3期も残すところ来年1月の最終回を残すのみとなりました。人前に立つことになろうとは夢にも思わなかった私が、ここまで続けてこれたのは奇跡としか言いようがありませんが、これもすべて、主催していただいている科学新聞社さん、受講していただいている皆さんのお陰と心より感謝しております。

その上、ありがたいことに「次のシリーズのテーマは何ですか」と次を期待するお声をいただき、正に冥利に尽きる想いです。そこで来年2月からの次シリーズは、いろいろと考えさせていただいた結果、最近の私のテーマでもある、「痛み」を取り上げさせていただくことにいたしました。

「この痛みを何とかしてくれ」、「この痛みさえなければ」と言って、日々辛い症状を訴えて来院する患者さんが多数いらっしゃると思います。

果たして、異常を知らせているだけと思われているこの「痛み」を、われわれはどう捉え、どう向き合っていけばいいのでしょうか? 「痛み」は手技療法に携わる者にとって永遠のテーマです。感覚の一つである「痛み」ですが、単なる感覚だけではなく身体の異常を感知し、警告を発する重要な役割を担っています。一方で、身体に異常がないにもかかわらず「痛み」が発生する場合もあります。

太古の昔から「痛み」は忌み嫌われてきましたが、痛覚が消失、麻痺すると、身体にはどのような影響が現れるのでしょう? 「痛み」は脳機能に深い関わりを持つことが、これまでの脳神経科学の研究で明らかにされてきました。

そこで、半場道子先生の「慢性痛のサイエンス」(医学書院刊)をテキストに、さらに小山なつ先生の「増補改訂新版 痛みと鎮痛の基礎知識」(技術評論社刊)を副読本にして、「痛み」を神経学的、生理学的、生化学的に考察していきたいと思っています。

2020年2月9日(日)スタート、これまでと変わらず毎月第2日曜日の開催、8月だけオリンピック&パラリンピックの影響を考えお休みとさせていただきます。10回の予定で計画いたしましたが、もう既に伸びるであろうことが予測されます。はてさてどうなりますことやら、やってみないとわかりませんが、これまで同様お付き合い願えれば幸いです。

各回の主な内容

基本的に毎月第二日曜日に開催。セミナーの進行状況によって各回の内容とシリーズとしての開催回数に変更が生じる可能性があります。

第1回 痛み 概論

1. 侵害性の傷害は侵害受容器を活性化する
2. 侵害性刺激の末梢回路
3. 末梢性と中枢性による痛覚過敏
4. 侵害性刺激の中枢回路
5. 大脳皮質による痛みの抑制機構

第2回 痛みの生理

1. 痛みの生理
・発生機序 膜電位/閾値 
・伝達機序 末梢/中枢 生理、解剖
2. 末梢性感作/中枢性感作
3. 痛みの抑制機構
4. ストレスと痛み
5. 痛み:神経学考察

第3回 急性痛と慢性痛

1. 急性痛/慢性痛の定義
2. 急性/亜急性/慢性
3. 慢性痛の分類
4. 慢性痛の実態
5. 痛みと精神疾患
6. 評価法

第4回 痛覚のメカニズム

1. 情報伝達(末梢)
2. 情報伝達(中枢)
3. 中枢における痛覚情報の修飾

第5回 侵害受容性/神経侵害性の慢性痛

1. 変形性膝関節症
2. 慢性炎症
3. 関節症の痛み

第6回 神経障害性疼痛

第7回 慢性痛=非器侵害性

第8回 運動と慢性痛、その他の慢性痛に対する治療法

第9回 パーキンソン病/慢性炎症と疾患

第10回 認知機能障害/高齢者とサルコペニア


丸山正好の『局在神経学講座』大阪第2期

2020年4月スタート

『局在神経学講座』大阪も第2期目を迎えることができました。
第1期は局在神経学を基本的に進めてきましたが、2期目はより臨床的要素を取り入れた内容で参加者の皆さんと勉強を進めていきたいと思います。

第1回 『代謝と神経系』

• 代謝の定義
• 酸化的リン酸化(TCAサイクル)
• 神経線維の機能と分類
• 神経細胞の働き(興奮と抑制)
• 神経系の生存条件

第2回 『感覚系の役割』

 
• 感覚とは
• 表在感覚
• 脊髄における伝達路マップ
• 侵害受容修飾
   下行性痛覚抑制
   ゲートコントロール
• 各種感覚系検査
• しびれの考察
• しびれに対する検査

第3回 『運動系の機能』

• 運動の構成と計画
• 運動機能の分類
• 運動系の概念
• 錐体路が障害されることで現れる反応
• 病的反射
• 表在反射
• 脳幹からの下行路

第4回 『筋紡錘と腱紡錘が及ぼす神経的作用』

• 脊髄への入出力と統合作用
• 脊髄反射
• 筋紡錘の生理学
• 腱紡錘の生理学
• 脊髄反射におけるα運動ニューロンとγ運動ニューロンの協調関係
• GainとSensitivity
• γ運動ニューロンの中枢支配
• ストレッチの神経学的考察

第5回 『脳幹』

• 中枢神経系の発生
• 延髄/橋/中脳:解剖および神経的アクセス
• 網様体
• 神経学的考察:下肢長差(短下肢/長下肢)/姿勢

第6回 『脳神経-1』

• 脳神経-Ⅰ嗅覚系
• 脳神経-Ⅱ視覚系
• 視野検査
• 脳神経の構成要素と機能
• 脳神経Ⅲ/Ⅳ/Ⅵ
• 外眼筋と内眼筋の作用
• 外眼筋の作用による眼球の変位
• 滑車神経麻痺

第7回 『脳神経-2』

• 外転神経麻痺
• 複視検査
• 衝動性眼球運動(サッケード)
• 視運動性眼振
• 検査法
• 内眼筋の作用
• 輻輳/調節反射
• 対光反射
三叉神経
• 中脳路核/主知覚核/脊髄路核/運動核
• 眼神経
• 上顎神経
• 下顎神経
• 三叉神経の神経経路
• 脊髄路核の局在性
• 臨床的
• 痛覚・温冷覚の投射
• 顔面領域の感覚検査
• 症例
• 三叉神経運動核
• 三叉神経機能の臨床
顔面神経
• 解剖
• 味覚
• 運動入力
• 角膜反射
• 顔面神経障害

第8回 『脳神経-3』

蝸牛神経
• 聴覚の伝導路
• 聴覚の調整機構
• アブミ骨筋反射
• 聴覚障害
• 聴覚障害の検査
前庭神経
• 平衡感覚
• 注視のメカニズム
• 前庭器の構造
• 前庭動眼反射
• 前庭動眼反射による眼球運動
• 前庭頸反射
• 前庭性眼振
• 検査
頭位変換眼球反射
固視キャンセル半規管作動検査

第9回 『脳神経-4』

迷走神経系
• 舌咽神経-Ⅸ・迷走神経-Ⅹ・副神経-XI
• 解剖
• 孤束核
• 疑核
• 舌咽神経と迷走神経の反射活動
       嚥下反射
咽頭絞扼反射
嘔吐反射
咳反射
化学受容器反射
頸動脈洞反射
舌下神経
• 解剖
• 機能
• 臨床的考察

第10回 『小脳の機能生理学』

• 解剖学的区分
• 発生学的区分
• 出力的区分
• 入力的区分
• 出力的区分
• 小脳深部核
• 神経的アクセス
• 小脳ループ
• 苔状線維と登上線維
• 小脳皮質の層構造と神経回路
• 小脳の機能的検査
• ジョージズテスト神経学的意義

第11回 『間脳と自律神経系の機能』

間脳
• サーカディアンリズム
視床
• 末梢よりの入力と大脳皮質への出力
• 大脳皮質の出力と視床(運動調整系)
• 運動性中枢核
• 感覚性中継核
自律神経系
• 内臓神経系の概念
• 自律神経失調症を検証
• 自律神経の鑑別

第12回 『刺激が辺縁系と大脳基底核へ及ぼす影響』

• 辺縁系の解剖
• 辺縁系の構成
• 痛みと辺縁系
• 情動の概念
• パペッツ回路
• 扁桃体
• 大脳基底核
機能
構成要素
機能回路
• 大脳基底核と徒手療法

第13回 『大脳の機能と感覚系/運動系への調整作用』

• 脳の情報処理 分離脳
• 大脳皮質の機能領域
   第1次領野
   連合領野
• 障害と機能
• 大脳皮質への血液供給
• 皮質における動脈支配領域
• 皮質にみる左右性

第14回 『総まとめと応用』

  シリーズ全体を通しての疑問点、また日々の臨床においての神経学的考察などを行っていきます。


大阪セミナー《局在神経学基礎講座》『神経局在診断を読む』開催


2019年1月から2020年3月

丸山正好が2年余りに及ぶ東京での講義の経験を踏まえ、来年1月から
大阪で《局在神経学基礎講座》『神経局在診断を読む』を開催します!

一昨年8月から、『神経局在診断-その解剖、生理、臨床』(文光堂 刊)という20年ほど前に恩師、増田裕先生からその読み方の手ほどきを受けた本をテキストに、月1回のペースでこの本を読み解くための勉強会をスタートさせていただきました。

お陰様を待ちまして、昨年9月からは同じテーマで2期目をさせていただきましたが、その講座も残すところあと1回と迫ってまいりました。そこで、かねてからの講座継続のご要望にお応えし、新しいテーマで来期に臨むことにいたしました。

その際、同じテーマでの講座継続も望まれましたが、会場等の都合で残念ながら東京での開催を見合わせざるを得ず、ならばと主催者であるカイロ-ジャーナル・ドットコムの斎藤氏の奔走により、大阪での基礎講座の開催が実現しました。

過去2年余りに及ぶ、人に伝えるという経験のお陰で、われながら何物にも代え難い、密度の濃い素晴らしい勉強をさせてもらったと感謝しています。その経験を大阪で精一杯発揮させていただこうと思っています。神経学にご興味のある方、ぜひ、シリーズの全般を通して《局在神経学基礎講座》『神経局在診断を読む』にお付き合いください。ご参加を心よりお待ちしています。ともに学びましょう!

 

■開講日【毎月第3日曜日】と各回の主な内容(予定)

スケジュールに変更が生じましたのでご確認を願いいたします。脳神経が全5回になったため、以降のスケジュールが2ヶ月後に変更になり、全15回となりました。

    第1回 【1月20日】 神経の構成要素 代謝からみた神経系と身体機能
    第2回 【2月17日】 運動は感覚の反射反応 感覚の仕組み
    第3回 【3月17日】 機能としての運動系
    第4回 【4月21日】 筋の長さと緊張の調節(筋紡錘・腱紡錘)
    第5回 【5月19日】 脳幹を探る
    第6回 【6月16日】  脳神経-1
    第7回 【7月21日】  脳神経-2
    第8回 【8月18日】  脳神経-3
    第9回 【9月15日】  脳神経-4
    第10回 【10月20日】 脳神経-5
    第11回 【11月17日】 小脳の機能と運動調整
    第12回 【12月15日】 間脳と自律神経系
    第13回 【1月19日】  辺縁系と大脳基底核
    第14回 【2月16日】 大脳の機能を考える
    第15回 【4月19日】 まとめと応用

 
■時間:9:45~16:30 ■会場:新大阪丸ビル新館 
■参加費:15,000円(税別、資料・昼食代を含む)



終了した丸山正好のシリーズセミナー

丸山正好の《局在神経学講座》『末梢神経絞扼障害』第3期

フェイスブックページ

お問い合わせ:カイロジャーナル

住所〒105-0013 東京都港区浜松町1-2-13 江口ビル別館6F
TEL03-3434-4236
FAX03-3434-3745
E-mailbook@sci-news.co.jp

過去のイベント(10件表示)

関連記事カイロジャーナル・この人に会いたいより

facebook公式ページへのリンク

長期連載中の記事

過去の連載記事